24時間止まらない最先端工場で培った技術
サニー技研のファクトリーオートメーション開発の取り組みは、1980年代にまで遡ります。半導体工場向けテスターやハンドラー装置を開発していた技術は、その後、装置開発からシステム開発へと移り変わりました。現在は、大規模なデータベースを用いた生産工程管理システム、ペーパーレスの作業指示システムなど、生産管理者や作業者の負荷を軽減するシステム開発支援を40年以上に渡ってサニー技研が担っています。
サニー技研の開発したシステムは、日本のみならず世界各地の工場拠点へ導入されてきました。24時間止まらない最先端工場のシステム開発技術とノウハウがサニー技研の強みです。
主なソリューション
- 半導体ウエハマップシステム開発
- 半導体生産設備自動化のためのインターフェースシステムおよび機器の開発
- 電子タグを利用した無線遠隔データ表示システム開発
- 設備保全システム開発
- 故障予兆検知エッジシステムの研究開発
- マイコン応用システム、ハードウェア受託開発
スマートファクトリー実現のために
サニー技研の強みは、ソフトウェア開発だけでなく、ハードウェアも開発できることです。お客様のご要求や用途に合わせて、小型ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたシステム開発はサニー技研の得意とするところです。お客様のご要求をヒアリングし、経験豊富なエンジニアがお客様に最適なシステム提案を実施いたします。
サニー技研のシステム開発の歴史は、ファクトリーオートメーション化の歴史でもあります。工場の生産管理システム部署と要件を詰めてシステムを開発し、工場の効率化、自動化へ長年に渡って貢献してきました。
半導体工場の中は塵一つ許されない完全なクリーンルームです。防塵服を装着したサニー技研の開発エンジニアは、クリーンルーム内で装置システムのセットアップやシステム立ち上げを経験してきました。また、24時間止まらない工場のシステム導入やシステム切り替えは、工場の稼働率に合わせて実施する必要があります。深夜や年末年始などの人がいない時間帯に実施することが多く、工場のシステム管理者のご苦労を肌身に感じてきました。
その中でサニー技研は、工場の生産性向上や効率化と合わせて、システム管理者や設備保全管理者の負荷軽減と人手不足への対応など、人に焦点を当てたシステム開発を行っていきたいと考えています。
そして今、サニー技研は新しい技術開発に挑戦しています。それが故障予兆検知エッジシステムqMINERVA(キューミネルバ)です。設備が故障する前に予兆を検知することで、計画的に設備部品の点検や交換を行うことができます。
qMINERVAが搭載する量子ニューラルネットワーク機械学習は、従来のディープラーニング型ニューラルネットワークと比べて1/10の高速学習性能に加えて、高い安定性、信頼性を持った機械学習アルゴリズムです。そのため、小型機器搭載のマイクロコンピュータでのエッジコンピューティングによる機械学習AIの実現を可能としています。
サニー技研は、兵庫県立大学との共同研究により、世界でも類を見ない革新的な技術の商用化に向けて研究開発を続けています。qMINERVAは設備保全管理者の負担を軽減し、低コストで省エネルギーなスマートファクトリーの実現を目指します。