車載通信のエキスパートとして自動車開発を支援
サニー技研は、CAN通信やLIN通信が自動車へ本格導入された時期と同じくして、車載ネットワーク・ソフトウェア開発に取り組んできました。1997年からCAN通信、LIN通信の技術開発を手掛け、自動車搭載ECUの車載通信をコア技術としてソフトウェア開発を行っています。四半世紀に渡るサニー技研の車載ソフトウェア開発実績は、自動車開発と共に歩んできた軌跡です。
自動車開発はソフトウェアを中心に大きな変革を迎え、電子制御を支える車載ネットワークにおいても様々な技術導入が始まっています。車載通信の高速化、大量データの伝送化、セキュリティ対応やOTAなど、「つながる」技術がますます重要になっています。自動車開発を取り巻く環境変化に対して、サニー技研は車載通信エキスパート企業として、常に先進的な技術開発を行っています。次世代モビリティのための車載ECU開発をサニー技研が支援いたします。
主なソリューション
- 車載通信ソフトウェア開発(CAN, CAN FD, LIN, CXPI, Ethernet)
- AUTOSAR BSWモジュール開発、組込評価(AUTOSAR CP, AUTOSAR AP)
- 車載ECU通信規格適合評価(自動車メーカー仕様評価)
- 車載マイコンリプログラミングソフトウェア開発、モジュール組込評価(OTA, FBL)
- 車載マイコンドライバ開発
- 車載ECUアプリケーション開発
- vECU開発支援
- 車載セキュリティ開発技術支援
- 車載技術セミナー(通信、車載マイコンセキュリティ)
- その他ソフトウェア受託開発
車載制御通信の信頼を担う
サニー技研の車載通信の取り組みは、1990年代後半にまで遡ります。当時、世界各地の半導体工場の生産管理システム開発をサニー技研は担っていました。半導体工場のシステムは様々な装置とつながり、24時間止まらないことが求められます。最先端工場が求める24時間止まらないシステム作り、様々な装置をつなぐ技術は、自動車に求められる信頼性の高い車載通信技術に通じるものがあります。
自動車に使われるCAN通信やLIN通信はISO規格で仕様が規定されていますが、仕様で明確に定められていない点があったり、仕様を読む人によって仕様の解釈が異なったりすると、個々のECUで通信品質のばらつきが発生します。そのため、自動車メーカーは独自に通信仕様を追加したり、通信評価規定を設けることにより、全てのECUに高い通信品質を求め、車載ネットワーク全体の信頼性を高めています。
サニー技研は、車載通信ソフトウェアの開発会社として、自動車メーカー仕様の通信ソフトウェアを長年開発・評価しています。CANやLINの通信仕様を実現するため、どのようにソフトウェアを実装するかを半導体メーカーやサプライヤー、自動車メーカーと意見を交わしながら通信ソフトウェアを作り上げてきました。そのような長年の実績の中で、仕様はなぜこのように規定されているのか、どのような観点で評価が必要かなど、仕様の「心」ともいえる考え方を得たことがサニー技研の車載通信技術を支える大きな知見となっています。
自動車開発の変革期の今、車載セキュリティの導入、ECUの集約化、Ethernetや無線通信の活用など、ITテクノロジーの技術や考え方が自動車開発へ次々と導入されています。サニー技研では、車載通信技術を軸としながら、車載組込みセキュリティや車載Ethernet、マイコンでの仮想化(ハイパーバイザー)技術など、これからのECU開発に必要とされる技術を率先して研究開発に取り組んでいます。
サニー技研は車載ネットワークのオールラウンダーとして、自動車制御開発を支援していくことを目指しています。